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「時節」の意味と使い方や例文!「時節の折」や「時節の候」は誤用?(類義語)

【二字熟語】
時節

【読み方】
じせつ

【意味】
①時候。季節。
②よい時機。折り。好機会。
③時代の趨勢(すうせい)。時世。

【語源・由来】
「時」は「そのとき。そのころ。おり。」
「節」は「とき。おり。」

【類義語】
季節、シーズン、時季

「時節の折」や「時節の候」は誤用?

時節」を用いた語で「時節の折」「時節の候」という表現を見かけることがありますが、これらは誤用です。

(おり)」「(こう)」ともに、「季節」という意味なので、「時節の折」「時節の候」の意味が「季節の季節」となってしまいます。

1月ならば「初春の候」、「新春の候」というように、一般的に、月や季節ごとの時候の挨拶が使われます。

時節(じせつ)の使い方

健太
感染症が蔓延しているような時節にマスク無しで歩く人がいたんだけど勇気があるよね。
ともこ
マスクをすることができない事情があるのかもしれないわよ。
健太
入店するたびに事情を説明しないといけないから大変だね。
ともこ
そうね。この蔓延状態が収束するといいわね。

時節(じせつ)の例文

  1. 花だよりの届く時節だ。
  2. 世知辛い時節となった。
  3. 時節柄くれぐれもご自愛ください。
  4. 時節外れの霜で野菜が被害を受けた。
  5. あの店ならば、時節向きの品をそろえている。