【二字熟語】
退潮
【読み方】
たいちょう
【意味】
①潮がひくこと。ひきしお。
②盛んだった勢いが衰えること。
【語源・由来】
潮がひく意。
【類義語】
引き潮、下り坂、凋落
退潮(たいちょう)の使い方
日本は先進国の中で、年収が低い方なんだって。
退潮の一途をたどっているわね。
このままいくと後進国になるのかな。
小さな島国なんだから大国と戦うには限界があるわ。これからは、経済よりも幸福度の高い国を目指した方が良いと思うわ。
退潮(たいちょう)の例文
- ロシア外交の国際的孤立が深まり退潮が目立つ。
- アメリカの批判的報道に対する動きが鈍く、退潮を示すものと思われる。
- 農業の退潮を食い止めるために、国の力が必要だ。
- 地方選に敗北し、自民党に退潮の兆しがみられる。
- 景気退潮が認識され始めた段階では、不況はかなり深刻化してしまっていた。
「退潮傾向」とは?
「退潮」を用いた表現の一つに「退潮傾向(たいちょうけいこう)」があります。
「退潮傾向」の「傾向」は、物事の大勢や態度が特定の方向に傾くことをいいます。
「退潮傾向」とは、景気などが落ち込む流れにあるという意味です。
【例文】
- 様々な要因が重なり、退潮傾向に歯止めがかからなかった。
- かつては優勝争いをするようなチームだったが、最近は選手の移籍などで退潮傾向にある。
- 急激な円安で、経済は退潮傾向です。