【二字熟語】
耽溺
「酖溺」とも書く。
【読み方】
たんでき
【意味】
酒色などにふけりおぼれること。
【語源・由来】
「耽」は「ふける。夢中になる。」
「溺」は「心をうばわれる。夢中になる。」
【類義語】
ふける、溺れる、凝る、惑溺
耽溺(たんでき)の使い方
ともこちゃん。この曲好きだったよね。
一時期耽溺して、くり返し聴いたわ。
今はもう聴かないの?
聴き過ぎて聴き飽きちゃったのよ。
耽溺(たんでき)の例文
- 酒色に耽溺している。
- 江戸文学に耽溺する。
- 書物に耽溺している健太くんは書庫を作った
- オンラインゲームに耽溺しているともこちゃんにとって、ステイホームは苦ではなかった。
- ともこちゃんは、その世界に耽溺していく健太くんを心配そうに見ていた。
「耽溺」と「惑溺」の違いは?
「耽溺」に似ている語に「惑溺(わくでき)」があります。
「惑溺」は一つのことに心がうばわれて正しい判断力を失うこと。迷って本心を失うこと。
という意味です。
「耽溺」も「惑溺」も一つのことに心うばわれることをいいます。
しかし、一般的に「耽溺」よりも「惑溺」の方が心をうばわれている度合いが強いというニュアンスがあります。