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「端正」の意味と使い方や例文!「端整」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
端正

「端整」とも書く。

【読み方】
たんせい

【意味】
①姿・形や動作などが正しくてきちんとしていること。また、そのさま。
②(端整)顔だちなどが美しく整っていること。また、そのさま。

【語源・由来】
「端」は「ただしい。きちんとしている。」
「正」は「ただしい。まちがいない。道理にかなった。」

【類義語】
整然

端正(たんせい)の使い方

健太
あの先生は、いつも端正な服装をしているから上流階級の出だよね。
ともこ
きっとそうよね。他の先生はよれよれスーツにジャージを羽織っているもんね。
健太
育ちが出るよね。
ともこ
育ちは隠しようが無いわよね。

端正(たんせい)の例文

  1. 田舎者の自分の目には先生の家庭がずいぶん端正で典雅なもののように思われた。(寺田寅彦、夏目漱石先生の追憶)
  2. 健太くんは端正な顔立ちとは言い難い。
  3. 姿勢を正して座るその端正さに、どことなく紳士を思わせるものがあった。
  4. 彼女の生真面目な性格は、端正でよく整理された美しいアドリブラインにも表れています。
  5. この山は、どの方面から見ても端正な円錐形だ。

「端正」と「端整」の違いは?

端正」は、「端整」とも書きます。

端整」の「」は、「乱れたものを正しくそろえる。ととのえる。ととのっている。」という意味があります。
端正」の「」は、「正しい。まちがいない。道理にかなった。」という意味があります。

端正」も「端整」も、姿・形や動作などが正しくてきちんとしていることをいいます。

しかし「顔だちなどが美しく整っていること。また、そのさま。」という意味では、主に「端整」が使われます。