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「多用」の意味と使い方や例文!「ご多用中のところ」は間違い?(類義語)

【二字熟語】
多用

【読み方】
たよう

【意味】
①用事の多いこと。いそがしいこと。多事。多端。
②多く用いること。

【語源・由来】
「多」は「おおい。たくさん。」
「用」は「しなければならない仕事。」

【類義語】
多用、多事、繁忙、繁用、忙殺、多忙

【対義語】
閑散

「ご多用中のところ」は間違い?

多用」はよく「」を冠して丁寧な「ご多用」という形で用いられます。

たまに「ご多用中のところ」という表現を耳にしますが、これは誤用です。

」「ところ」ともに「ご多用」である状況を表す語が重なっているため誤用です。正しくは「ご多用の中」「ご多用のところ」という表現です。間違えないように注意しましょう。

多用(たよう)の使い方

健太
偉大な先生が来たら何ていえばいいかな。
ともこ
多用の中、足を運んでいただき恐縮ですとか。
健太
なるほど。挨拶の言葉が決まったら緊張が落ち着いてきたよ。
ともこ
偉大な先生が来たわよ。笑顔でお迎えしましょう。

多用(たよう)の例文

  1. 横文字を多用するとわかりにくい。
  2. 多用中申し訳ございません。
  3. 本日はご多用のところご出席いただきありがとうございます。
  4. 多用のところ恐縮ですが、明日までにお返事を頂けますでしょうか。
  5. 多用のところ申し訳ございませんが、これに目を通しておいていただけますか。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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