【二字熟語】
諦観
【読み方】
ていかん
【意味】
①本質をはっきりと見きわめること。諦視。
②あきらめ、悟って超然とすること。
【語源・由来】
「諦」は「あきらめる。」
「観」は「物事を見て、意味や本質をとらえる。考える。」
【類義語】
悟り
【対義語】
執着、固執
諦観(ていかん)の使い方
昨日、お医者さんに余命一年って言われたんだ。
ええーっ。大変なことじゃないの。
そうなんだけど、そういう運命だったんだって諦観したんだ。
諦観しないで、病気と闘いましょうよ。
諦観(ていかん)の例文
- ともこちゃんの顔色は、諦観の色が濃くなっていった。
- 諦観の境地で、ともこちゃんと結婚することにした。
- 僕の胸は諦観の念でいっぱいだった。
- 健太くんは諦観のため息をついた。
- 人々の政治への不満は諦観に包まれ始めていた。
「諦観の境地」とは?
「諦観」を用いた語の一つに「諦観の境地(ていかんのきょうち)」があります。
「諦観の境地」の「境地」は、ここでは「ある段階に達した心の状態」という意味です。
「諦観の境地」は、諦めの境地、悟りの境地という意味です。
【例文】
- 予防接種を目前に控えた愛犬は、諦観の境地のような表情をしていた。
- 諦観の境地で受け止めざるを得ない。