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「諦観」の意味と使い方や例文!「諦観の境地」とは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
諦観

【読み方】
ていかん

【意味】
①本質をはっきりと見きわめること。諦視。
②あきらめ、悟って超然とすること。

【語源・由来】
「諦」は「あきらめる。」
「観」は「物事を見て、意味や本質をとらえる。考える。」

【類義語】
悟り

【対義語】
執着、固執

諦観(ていかん)の使い方

健太
昨日、お医者さんに余命一年って言われたんだ。
ともこ
ええーっ。大変なことじゃないの。
健太
そうなんだけど、そういう運命だったんだって諦観したんだ。
ともこ
諦観しないで、病気と闘いましょうよ。

諦観(ていかん)の例文

  1. ともこちゃんの顔色は、諦観の色が濃くなっていった。
  2. 諦観の境地で、ともこちゃんと結婚することにした。
  3. 僕の胸は諦観の念でいっぱいだった。
  4. 健太くんは諦観のため息をついた。
  5. 人々の政治への不満は諦観に包まれ始めていた。

「諦観の境地」とは?

諦観」を用いた語の一つに「諦観の境地(ていかんのきょうち)」があります。

諦観の境地」の「境地」は、ここでは「ある段階に達した心の状態」という意味です。

諦観の境地」は、諦めの境地、悟りの境地という意味です。

【例文】

  1. 予防接種を目前に控えた愛犬は、諦観の境地のような表情をしていた。
  2. 諦観の境地で受け止めざるを得ない。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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