【二字熟語】
恥辱
【読み方】
ちじょく
【意味】
体面・名誉などを傷つけること。はずかしめ。
【語源・由来】
「恥」は「はじる。はじ。」
「辱」は「体面を傷つけ、くじけた気持ちにさせる。はずかしめ。はじ。」
【類義語】
屈辱
【対義語】
名誉、栄誉
恥辱(ちじょく)の使い方
健太くん。背中を怪我したの?
そうなんだよ。後ろにも目があれば避けられたのにね。
背中の傷は武士の恥辱だったんだって。
確かに、背後をとられるなんて恥ずかしいよね。
恥辱(ちじょく)の例文
- 彼から受けた恥辱は一生忘れない。
- 土下座を強要されたのは恥辱だった。
- 味わった恥辱を百倍にして返す。
- 恥辱感に包まれた。
- 健太くんと対等に置かれるなんて恥辱だ。
「恥辱」と「侮辱」「屈辱」との違いは?
「恥辱」に似ている語に「侮辱(ぶじょく)」「屈辱(くつじょく)」があります。
「恥辱」と「侮辱」の違い
「侮辱」は、相手を軽んじ、はずかしめること。見下して、名誉などを傷つけること。
「恥辱」は、はずかしめのことをいいますが、「侮辱」は、相手をはずかしめることをいう点が違います。
また、「侮辱」には、相手をあなどる、見下すという意味がありますが、「恥辱」にはありません。
「恥辱」と「屈辱」の違い
「屈辱」は、屈服させられて恥ずかしい思いをさせられること。はずかしめられて、面目を失うこと。
という意味です。
「恥辱」と「屈辱」は、体面や名誉を損なうことという意味は同じです。
しかし、「屈辱」は、抑えつけられて恥を受けることをいい、「恥辱」よりも名誉を損なう度合いが強いです。