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「知性」の意味と使い方や例文!「知能」「知識」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
知性

【読み方】
ちせい

【意味】
②物事を知り、考え、判断する能力。人間の、知的作用を営む能力。
②比較・抽象・概念化・判断・推理などの機能によって、感覚的所与を認識にまでつくりあげる精神的能力。

【語源・由来】
「知」は「物事を見抜く力がある。理解する能力。ちえ。」
「性」は「さが。うまれつき。うまれながらの心のはたらき。たち。もちまえ。物事の本質。傾向。」

【類義語】
理性、知的、叡智

【対義語】
感性、蒙昧、本能

知性(ちせい)の使い方

ともこ
火星に建造物らしきものが見つかったんですって。
健太
ということは、知性のある生物がいるってことだね。
ともこ
もしくは、いたということね。
健太
ロマンがある話だね。

知性(ちせい)の例文

  1. それは知性に欠ける発言ですね。
  2. ともこちゃんは、知性の豊かな人です。
  3. 健太くんは知性的な顔立ちをしている。
  4. 彼女は、知性と教養を兼ね備えた人です。
  5. 健太くんには知性のかけらも感じられない。

「知性」と「知能」「知識」の違いは?

知性」に似ている語に「知能(ちのう)」「知識(ちしき)」があります。

「知性」と「知能」の違いは?

知能」は、
①物事を理解したり判断したりする力。
②心理学で、環境に適応し、問題解決をめざして思考を行うなどの知的機能。

という意味です。

知性」も「知能」も、物事を認識したり判断したりする頭の働きをいう点は同じです。

しかし、「知性」は、答えがはっきりしていない問いに対して答えることができる能力をいいます。

対して、「知能」は、答えがある問いに対して、素早く適切な答えを導く能力をいう点が違います。

「知能」と「知識」の違いは?

知識」は、
①知ること。認識・理解すること。また、ある事柄などについて、知っている内容。
②考える働き。知恵。
③(多く「智識」と書く)仏語。
㋐仏法を説いて導く指導者。善知識。
㋑堂塔や仏像などの建立に金品を寄進すること。また、その人や金品。知識物。
㋒対象を外界に実在すると認める心の働き。
④哲学で、確実な根拠に基づく認識。客観的認識。

という意味です。

知性」は、物事を認識したり判断したりする頭の働きをいいます。

知識」は、「知ること。認識・理解すること」という意味なので、「知性」は、「知識」を行うための能力といえます。

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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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