【二字熟語】
稚拙
【読み方】
ちせつ
【意味】
子供じみて、へたなこと。
【語源・由来】
「稚」は「おさない。わかい。いとけない。また、おさない者。」「拙」は「つたない。まずい。」このことから「稚拙」は「子供じみて、へたなこと」という意味。
【類義語】
幼稚、未熟、拙劣、下手、拙い
【対義語】
巧妙、老巧、老功、巧み、熟練
稚拙(ちせつ)の使い方
ともこちゃん。手紙を書いてきたよ。
稚拙な文章ね。文章の勉強をした方がいいわ。
折角書いてきたのに。
稚拙すぎて何を伝えたいのか分からないんだもの。
稚拙(ちせつ)の例文
- 意欲は感じるけれども、稚拙なものだった。
- 稚拙だけど愛情のこもった犬小屋ができました。
- 今見ると稚拙な演出だが、当時は画期的だったんだ。
- 稚拙な味だが作り手の愛情を感じる。
- 監督の稚拙な指揮のせいで勝機を逃した。
「稚拙」と「幼稚」の違いは?
「稚拙」に似た意味の言葉に「幼稚」があります。
「幼稚」は「①おさないこと。幼少。②考えや技術が未熟なこと。」という意味です。
「稚拙」は「子供じみて、へたなこと。」という意味なので同義な部分もありますが、「幼稚」の「おさないこと」という意味が含まれません。
「幼稚」は「年齢的に幼い」という意味を含む点が「稚拙」と異なります。