【二字熟語】
当千
【読み方】
とうせん
【意味】
一人で千人に匹敵すること。また、それほどに勇気・武力があること。
【語源・由来】
「当」は「あてはまる。道理にかなう。」
「千」は「数の名。百の十倍。」
【類義語】
(一騎当千の類義語)一人当千
当千(とうせん)の使い方
健太くん。一騎当千の活躍だったわね。
8人抜きのゴールを決めることができたのは、チーム全体のサポートがあったからだよ。
素晴らしいアシストがなかったら、あのゴールは生まれなかったわよね。
本当にこのチームはいいチームだよ。
当千(とうせん)の例文
- あの頃は、一騎当千という言葉は自分のためにあると臆面なく思っていた。
- 配下は一騎当千の凶漢ばかりで、これに襲われたら、ほとんどなすすべもない。そして、ついに彼は東南アジアでオランダ船をも狙いはじめたのだ。(山田風太郎、忍法破倭兵状)
- 一人当千の猛将と称せられるだけあって、彼の戦闘能力はすごい。
- 一人当千で百戦錬磨の彼には、向かうところ敵なしだ。
- 一騎当千の強者で武芸に優れていた彼は、頼朝に信頼されていた。
「一人当千」「一騎当千」とは?
「当千」を用いた表現に「一人当千(いちにんとうせん)」「一騎当千(いっきとうせん)」があります。
「一人当千(いちにんとうせん)」も、「一騎当千(いっきとうせん)」も、1騎で千人の敵を相手にすることができるほど強いことという意味です。
【類義語】
・蓋世不抜(がいせいふばつ)
・万夫不当(ばんぷふとう)
・百戦錬磨(ひゃくせんれんま)
【例文】
- 源義仲の臣下に、一人当千として名高い巴御前という女武者がいた。
- 一人当千の彼がいれば、わが軍は無敵だ。
- 主砲である彼は、その試合で一騎当千のはたらきをみせた。
- 彼は一騎当千というべき勇士だった。