【二字熟語】
陶冶
【読み方】
とうや
【意味】
①陶器をつくることと、鋳物をつくること。
②人の性質や能力を円満に育て上げること。育成
【語源・由来】
陶器をつくることと、鋳物をつくることの意から。
「陶」は「人格を練りあげる。教え導く。」
「治」は「人格を練りあげる。」
【類義語】
育成
陶冶(とうや)の使い方
また振られてしまったよ。
新しい恋をすればいいじゃないの。
恋はもうこりごりだよ。
恋をすることで、我慢や挫折を知り、乗り越えることで人格が陶冶されていくのよ。
陶冶(とうや)の例文
- 徳川家は、儒教によって人々を陶冶しようと考えていました。
- 小さいうちから本物に触れさせることが、子供の情操を陶冶する。
- 作文は、常識や見識を陶冶する訓練になります。
- 学問は人を陶冶するので、意味のない学問はない。
- 読書は人格を陶冶し、人生に彩りを与えてくれます。
「人格の陶冶」とは?
「陶冶」を用いた表現の一つに「人格の陶冶」があります。
「人格の陶冶」とは、人の性質や才能、道徳観を高めるために鍛錬して育て上げることをいいます。
【例文】
- 社長は、目先の利益追求よりも、人格の陶冶と労働条件の改善に目を向けています。
- 最近、人格の陶冶が未熟な人が多くなりました。
- いろんな人と会い、コミュニケーションを取ることが人格の陶冶につながります。