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「要望」の意味と使い方や例文!「要求」「要請」との違いは?(類義語)

【二字熟語】
要望

【読み方】
ようぼう

【意味】
物事の実現を強く求めること。

【語源・由来】
「要」は「いる。入り用である。もとめる。」
「望」は「まちのぞむ。願う。のぞみ。」

【類義語】
要求、要請

要望(ようぼう)の使い方

ともこ
なかなか国民の要望をくみ取ってくれる政治家がいないわね。
健太
皆無だね。
ともこ
富裕層の方しか見ない政治家ばかりで、どんどん貧富の差が広がっていくわ。
健太
世の中を変えるために、僕たち若者ががんばろうじゃないか。

要望(ようぼう)の例文

  1. 朝の電車の本数を増やしてほしいという要望が多いです。
  2. 住民の要望を聞く会を開く。
  3. 諸般の事情からご要望には添いかねます。
  4. 何かご要望はございますか?
  5. 要望書を提出する。

「要望」と「要求」「要請」の違いは?

要望」に似ている語に「要求(ようきゅう)」「要請(ようせい)」があります。

「要望」と「要求」の違い

要求」は、
①必要または当然なこととして相手に強く求めること。
②必要とすること。
③心理学で、生活体に生理的・心理的な欠乏や不足が生じたとき、それを満たすための行動を起こそうとする緊張状態。要求。

という意味です。

要望」も「要求」も強く求めることをいいます。

しかし、「要望」は、相手の承認や確認が必要なときに使うことが多く、「要求」は一方的に相手に求めるときに使う点が違います。

「要望」と「要請」の違い

要請」は
①必要だとして、強く願い求めること。
②科学的または実践的理論にとって、基本的前提として必要とされる命題。公理と同じく証明不可能ではあるが、公理のような自明性はない。

という意味です。

要望」と「要請」は強く求める点は同じです。

しかし、「要望」よりも、「要請」の方が求める強さが大きく法律的な意味を含む場合もある点が違います。