【二字熟語】
唯一
【読み方】
ゆいいつ
【意味】
ただ一つであること。それ以外にはないこと。ゆいいち。ゆいつ。
【語源・由来】
「唯」は「ただ…だけ。」
「一」は「 ひとつ。」
【類義語】
単数、単一
【対義語】
凡百、普遍
唯一(ゆいいつ)の使い方
ともこちゃんの家族はおばあさんだけ?
そうよ。
ともこちゃんが、おばあさんの莫大な財産を相続する唯一の人ってこと?
そうなるわね。
唯一(ゆいいつ)の例文
- 健太くんは、唯一信頼できる人です。
- 健康に生きることが唯一の望みだ。
- それが唯一の方法です。
- ここは、日本で唯一の梅干しの専門店です。
- 真面目で無欲な父の唯一の楽しみが、食後の一杯のワインです。
「唯一」と「随一」「単一」との違いは?
「唯一」に似ている語に「随一(ずいいち)」「単一(たんいつ)」があります。
「唯一」と「随一」の違いは?
「随一」は、「多くのものの中の第一位。第一番。」という意味です。
「随一」は、多くのものの中の第一位という意味ですが、「唯一」は、ただ一つという意味で使われるので意味が違います。
しかし、「富士山は唯一の山だ」のように、他に類を見ない素晴らしさという意味で「富士山は随一の山だ」に似た使い方をすることもあります。
「唯一」と「単一」の違いは?
「単一」は、
①ただ一つであること。単独であること。また、そのさま。
②そのものだけで、他にまじりもののないこと。複雑でないこと。また、そのさま。
という意味です。
「唯一」も「単一」も、数が、ただ一個、または一人であることをいう点は同じです。
しかし、「唯一」は、「唯一無二」のように、ただ一つで他にはないという意味で使うのに対して、「単一」は、「単一の農産物」「単一民族」のように、同じ種類だけで他に混じり物のない、一種類だけであることをいう点が違います。