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「残留」の意味と使い方や例文!いい意味?悪い意味?(類義語・対義語)

【二字熟語】
残留

【読み方】
ざんりゅう

【意味】
残り留まること。

【語源・由来】
「残」は「あとにのこる。」
「留」は「その場所にとめておく。その位置から動かない。とどまる。」

【類義語】
残存、滞留、沈着、遺留

【対義語】
霧消

残留(ざんりゅう)の使い方

健太
あそこに幽霊が出るんだって。
ともこ
なんでこの世に残留し続けるのかしらね。
健太
恨みでもあるんじゃないの?
ともこ
ただ単に、最後にウナギが食べたかっただけかもしれないわよ。

残留(ざんりゅう)の例文

  1. そのチームは、J1最下位で残留争いに苦しんでいる。
  2. 来季も残留できるかどうかはまだ確定していない。
  3. プラスチック容器の中に残留物があるとリサイクルできない。
  4. 敗残兵が、南方にまだ残留しているようだ。
  5. ご遺体の胃の中の残留物から判明した事実がある。

いい意味?悪い意味?

残留」は、残り留まることという意味です。

「中国残留孤児」は、望まずして第二次世界大戦後も中国に残された日本の子供のことをいう語ですが、悪い意味です。

また「残留農薬」も、食べ物に残りとどまっている農薬のことをいい悪い意味です。

しかし「彼は来季ヤンキースに残留することになった」のように、選手が望んで残りとどまる場合はいい意味で使われます。

なので「残留」は、いい意味でも悪い意味でも使われます。

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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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