【二字熟語】
尋常
【読み方】
じんじょう
【意味】
①特別でなく、普通であること。あたりまえ。
②見苦しくなく、目立たず上品であること。しとやか。
③態度がいさぎよいこと。すなおであること。
④「尋常小学校」の略。
⑤りっぱで、すぐれていること。
【類義語】
普通、通常、平常など(第一義)
「尋常」の意味を簡単にいうと
現代で最もよく使われる「尋常」は、特別ではなく普通であることです。
「尋常な方法」「尋常ではない」「尋常一様ではない」のように使います。
「尋常」の語源
「尋」と「常」は、もともと長さの単位を表す語でした。
一尋と、その二倍にあたる一常という普通の長さを表すところから、「普通・並み」という意味で使われるようになったと説明されています。
「尋常ではない」とは
「尋常ではない」は、普通の状態・程度ではないという意味です。
強い驚き・程度の大きさを表すことがありますが、必ず「異常」と診断・断定する表現ではありません。
「尋常に勝負」とは
古風な表現の「いざ尋常に勝負」は、いさぎよく、正々堂々と勝負するという意味で使われます。
これは「普通」という第一義ではなく、態度がいさぎよいという第三義に基づく用法です。
「尋常」と「普通」の違い
第一義では意味が大きく重なります。
「普通」は現代の日常語として非常に広く使われますが、「尋常」はやや文章語的で、「尋常ではない」「尋常一様」のような決まった表現でもよく使われます。
「異常」は対義語?
「普通」という第一義だけを見れば、「異常」は文脈上対照的に使えます。
ただし「尋常」には、しとやか・いさぎよい・りっぱといった別の語義もあるため、すべての意味に共通する固定対義語として扱うのは適切ではありません。
尋常(じんじょう)の例文
- この暑さは尋常ではない。
- 尋常な方法では解決できない問題だった。
- いざ尋常に勝負しよう。
- その集中力は尋常ではなかった。
- 尋常一様の努力では到達できない領域だ。

















