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「衷心」の意味と使い方や例文!お詫び/感謝/お悔やみ/お祝い(類義語)

【二字熟語】
衷心

【読み方】
ちゅうしん

【意味】
心の奥底にある、本当の気持ち。本心。

【語源・由来】
「衷」は「心のうち。まこと。まごころ。」

【類義語】
心より、誠に、心から、切に、心底

衷心の使用例(お詫び/感謝/お悔やみ/お祝い)

衷心の使用例【お詫び】

お詫びの時に「衷心」を用いる場合は「衷心よりお詫び申し上げます」というように使われます。

自分の責任で取引先などに迷惑をかけた際に「衷心より」と謝罪することで心からの謝罪であることを伝えることができます。

(例)

  • この度の不手際、衷心よりお詫び申し上げます。

衷心の使用例【感謝】

感謝の時に「衷心」を用いる場合は「衷心よりお礼申し上げます」というように使われます。

取引先やお世話になった方に日ごろの感謝の気持ちを伝えたい時「衷心より」とすることで心からの感謝の気持ちであることが伝わります。

(例)

  • 日頃より一方ならぬご贔屓を賜り、衷心より御礼申し上げます。
  • 長年のご功労に衷心より感謝の意を表します。

衷心の使用例【お悔やみ】

お悔やみの時に「衷心」を用いる場合は「衷心よりお悔やみ申し上げます」「衷心より哀悼の意を表します」というように使われます。

弔電や弔辞などで使うことが多い言葉です。葬儀でご遺族にお悔やみを伝える時には「心から」といった平易な言葉を使います。

(例)

  • ご訃報に接し、衷心よりから哀悼の意を表します。

衷心の使用例【お礼】

お礼の時に「衷心」を使う時には「衷心よりお礼申し上げます」というように使います。

衷心」はかたい響きのある言葉なので、会話で「衷心より」とは使うことあまりありません。「心よりお礼申し上げます」と言います。ですが、改まった場でのスピーチや文章などでは「衷心」を使うことで心から感謝しているということを伝えることができます。

心より」は「衷心」よりも柔らかな響きで意味が伝わりやすく親しい間柄で使われます。「衷心」はかたい響きのかしこまった言葉です。目上の相手や取引先などに対し使われます。「心より」を使った方が適切な場合もあるので、その場に応じて使い分けましょう。

衷心(ちゅうしん)の使い方

ともこ
世界が平和でありますように。
健太
それがともこちゃんの衷心の願い?
ともこ
そうなの。健太くんはそう思わないの?
健太
僕も衷心の願いは世界平和だよ。

衷心(ちゅうしん)の例文

  1. 衷心から感謝する。
  2. 衷心よりお悔やみ申し上げます。
  3. 衷心からおわびいたします。
  4. 衷心忸怩(じくじ)たるものがある。
  5. 両親に衷心の感謝を感じている。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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