【二字熟語】
老練
【読み方】
ろうれん
【意味】
多く経験を積んで、物事に慣れ、巧みであること。また、そのさま。老巧。
【語源・由来】
「老」は「長い経験を積んでいる。」
「練」は「なれてうまくなる。ねれる。」
【類義語】
熟達、円熟、熟練、老成、老巧、練達、老獪
【対義語】
幼稚、未熟
老練(ろうれん)の使い方
健太くん。また先生に呼び出されたの?
老練な先生にカンニングを見破られてしまったんだ。
あの先生のテストでカンニングをするなんて度胸があるわね。
僕が愚かだったよ。
老練(ろうれん)の例文
- その道の老練たちは、素人とは動きが違う。
- 老練な投資家にも、近年の相場は読みにくくなった。
- 相手の老練な駆け引きに翻弄された。
- 彼は老練な戦略家だ。
- 監督の老練な指揮のもと、チームは勝利を重ねていった。
「老練」と「老獪」の違いは?
「老練」に似ている語に「老獪(ろうかい)」があります。
「老獪」は、「いろいろ経験を積んでいて、悪賢いこと。また、そのさま。老猾 (ろうかつ)。 」という意味です。
「老練」も「老獪」も、経験を積んで熟達しているという意味は同じです。
しかし「老獪」には悪賢いという意味が含まれ、ネガティブな意味で使われる点が「老練」と違います。