【二字熟語】
卑屈
【読み方】
ひくつ
【意味】
(他人にへつらって)自らを卑しめるいじけたさまであること。
【語源・由来】
「卑」は「心がいやしい。下品な。」「屈」は「かがまって伸びない。」
【類義語】
自虐的、自嘲的、卑下
【対義語】
尊大
卑屈(ひくつ)の使い方
健太くん。またふられたの。
どうせ僕なんて誰にも認めてもらえないんだよ。
卑屈になったら人生終わりよ。
人生は分からないけど、彼女ができない僕の青春は終わっているよ。
卑屈(ひくつ)の例文
- 学歴がないからと言って卑屈になる必要はない。
- 貧しさは人を卑屈にさせる。
- お金持ちの友人のご機嫌を取る健太くんは卑屈だ。
- 全ての自信を失って卑屈になった。
- 健太くんはちょっと卑屈なくらい私に丁寧なんです。
「卑屈」と「ネガティブ」の違いは?
「卑屈」と同じような意味の言葉に「ネガティブ」があります。
「ネガティブ」の意味は「否定的。消極的。」という意味で「ネガティブ・キャンペーン(negative campaign)(自社製品の優位性を訴えるため、競合商品の欠点を指摘する広告。)」という使い方で見聞きすることがあります。
意味の違いは
「卑屈」は「自分をいやしめること。」
「ネガティブ」は「否定的。消極的。」
となります。
「卑屈」は「自分をいやしめること。」
「ネガティブ」は「否定的。消極的。」
となります。
「卑屈」「ネガティブ」ともに否定の意味を含む言葉ですが、「卑屈」はいじけるという意味、「ネガティブ」は広く消極的かつ否定的な意味を表します。
また「ネガティブ」な思考の持ち主は、悪いことを想定して石橋を叩いて渡るので、危機を回避することができるという良い点があることも「卑屈」とは異なる点です。