往時の読み方・意味とは？（類義語・対義語）
【二字熟語】
往時
【読み方】
おうじ
【意味】
過ぎ去った時。以前。
「往時」という言葉は、過去の時間、すでに過ぎ去った時間、または以前の時間を指すんだよ。
そやな。つまり、「昔のこと」、「前のこと」を指す言葉なんやな。
今とは違って、もう過ぎ去った時間のことを思い出すときに使うんやな。
【語源・由来】
「往」は「時間が過ぎ去る。過去。」
【類義語】
過去、いにしえ、当時、昔
【対義語】
近時
往時（おうじ）の解説
カンタン！解説
「往時」っていう言葉は、「過ぎ去った時間」または「以前のこと」を意味するんだよ。
例えば、「母校を訪ねて往時をしのぶ」と言った場合、それは「自分が以前学んでいた学校を訪れて、その頃のことを思い出す」っていう意味になるよ。
つまり、「往時」は過去の出来事や思い出、古い時代、昔のことを指す言葉なんだね。
往時（おうじ）の使い方
この街は、その昔、炭鉱の街として賑わっていたんだって。
往時の賑わいはもう無いわね。
人が全然いないもんね。
一つの産業に頼りっきりでいると、この街と同じ末路をたどるのね。
往時（おうじ）の例文
- 病のせいで、彼に往時の勢いはもうない。
- 土地の一部を売却してマンションにしたため、往時よりも寺の敷地面積は狭くなっています。
- 往時は宿場町として、大変栄えたという。
- 往時は誇るべき血統とされたが、今では穢れた血統とされている。
- 何もかもが往時と違って、懐かしさが込み上げて来ない。
往時の文学作品などの用例
「往時を偲ばせる」とは？
「往時」を用いた表現の一つに「往時を偲ばせる」があります。
「往時を偲ばせる」の「偲ばせる（しのばせる）」は、「心引かれて思いをめぐらす。慕わしく思う。」という意味です。
「往時を偲ばせる」とは、過ぎ去った時をしみじみ思うという意味です。
「往時を偲ばせる」という表現は、過去の時間や出来事を深く思い返す、という意味があるんだよ。
これは、過ぎ去った時間を回想し、その感慨にふけることを示しているんだ。
ああ、それはつまり、「昔のことをしみじみ思い出す」ってことやな。
過ぎ去った日々を思い返して、その時間を心の中で再び生きるんやな。あの頃を思い出して、ちょっと感傷にふけるんやな。
【例文】
- 現存する立派な門が、隆盛を誇った往時を偲ばせます。
- 京都には貴重な歴史的建造物が多く残り、往時を偲ばせます。
