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「沽券」の意味と使い方や例文!「沽券に関わる」とは?(語源由来・類義語)

【二字熟語】
沽券

【読み方】
こけん

【意味】
①売り渡しの証文。売券。
②売り値。
③人の値打ち。品位。体面。

【語源・由来】
「沽」は「売る」もと、土地・家屋などの売り渡し証文のこと。

【類義語】
矜持、品格、品位、見識、尊厳、プライド、気品

「沽券に関わる」とは?

沽券」を用いた語に「沽券に関わる」があります。

沽券に関わる」とは「評判・品位・体面などに差し障りとなる」という意味です。「関わる」はここでは、「差し障り」という意味で使います。

【例文】

  1. ここで退散しては沽券に関わる。
  2. ここでやめたら男の沽券に関わる。

という風に用いられます。

沽券(こけん)の使い方

ともこ
もう少しだったのに負けちゃったね。
健太
くやしくて泣きそうだよ。
ともこ
泣いてもいいのよ。
健太
こんなところで泣いたら沽券に関わるから我慢する。

沽券(こけん)の例文

  1. 教会の沽券に関わる問題だ。
  2. 九州男児の沽券に関わる。
  3. 男の沽券をかけた戦いだ。
  4. 未解決のままでは警視庁の沽券に関わる。
  5. プロの沽券に関わる。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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