【二字熟語】
陞爵
【読み方】
しょうしゃく
【意味】
爵位が上がること。より上位の爵位へ進むこと。
【よく使う形】
〜に陞爵する/陞爵した/陞爵の経緯/陞爵を記す
【似た言葉】
陞叙、昇叙など(文脈による)
【対義語】
降爵(爵位が下がるという意味で対照的)
「陞爵」の意味
「陞爵」は、爵位が上がること、より上位の爵位へ進むことを表す歴史的な言葉です。
「陞」には「のぼる」「地位が上がる」という意味があり、すでに爵位を持つ人物・家が、より上の爵位へ進んだことを説明するときに使われます。


「陞爵」と「叙爵」の違い
| 言葉 | 意味 | 焦点 |
|---|---|---|
| 陞爵 | すでにある爵位が上位へ上がること | 爵位の上昇 |
| 叙爵 | 爵位を授けられること | 爵位の授与 |
たとえば、ある人物が初めて男爵を授けられたことを述べるなら「叙爵」、その後、男爵から子爵へ上がったことを述べるなら「陞爵」と整理できます。
なお、「叙爵」には歴史上の制度に応じた用法もあるため、具体的な時代・制度を扱う文章では、その制度上の意味を確認することが大切です。
「陞爵」と「降爵」の違い
「降爵」は、爵位が下がることを表す語です。
| 言葉 | 爵位の変化 |
|---|---|
| 陞爵 | より上位の爵位へ上がる |
| 降爵 | より下位の爵位へ下がる |
この二語は、爵位の上下という点で意味の向きが対照的です。
「褫爵」「奪爵」とは違う
「褫爵(ちしゃく)」や「奪爵」は、爵位を取り上げられること、爵位を失うことを表します。
したがって、爵位が一段階下がる「降爵」と、爵位そのものを失う「褫爵・奪爵」は同じではありません。
歴史資料で「陞爵」を読むとき
日本近代の華族制度では、公爵・侯爵・伯爵・子爵・男爵という爵位があり、人物や家の経歴をまとめた資料では、叙爵した時期と、その後に陞爵した時期が分けて記されることがあります。
そのため、年表や伝記を読むときは、「爵位を授けられたのか」「すでに持つ爵位が上がったのか」を確認すると意味を取り違えにくくなります。
「陞爵」の使い方
- 子爵に陞爵する:子爵より下位の爵位から子爵へ上がる
- 伯爵へ陞爵した:伯爵より下位の爵位から伯爵へ上がった
- 陞爵の経緯:爵位が上がった事情・経過
- 陞爵を記す:年表・伝記などに爵位上昇を記録する
- 叙爵と陞爵を区別する:爵位授与と爵位上昇を分けて扱う
「陞爵」の例文
- 資料には、その家が後に子爵へ陞爵したことが記されている。
- 当時の制度を調べると、数年後に陞爵した経緯が分かる。
- 伝記では、叙爵した時期と陞爵した時期が分けて記載されている。
- 爵位の変遷を確認する際は、叙爵と陞爵を区別する必要がある。
- その年表には、伯爵への陞爵が記されていた。
- 史料を読むと、家の功績と陞爵の時期を確認できる。
「陞爵」のよくある質問
「陞爵」の読み方は?
「しょうしゃく」と読みます。
「陞爵」とは簡単にいうと?
持っている爵位が、より上位の爵位へ上がることです。
「陞爵」と「叙爵」は同じですか?
同じではありません。「叙爵」は爵位を授けられること、「陞爵」はすでにある爵位が上がることです。
「陞爵」の反対は「降爵」ですか?
爵位が上がる・下がるという方向では対照的です。「降爵」は爵位が下がることを表します。
「褫爵」「奪爵」は「降爵」と同じですか?
同じではありません。「降爵」は爵位が下がること、「褫爵・奪爵」は爵位を取り上げられて失うことを表します。
現代でも「陞爵」は使いますか?
現代の日常語としては一般的ではありません。歴史上の爵位制度・華族制度、人物の経歴などを説明するときに使われる歴史語です。
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