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「多弁」の意味と使い方や例文!「饒舌」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
多弁

「多辯」とも書く。

【読み方】
たべん

【意味】
よくしゃべること。言葉数の多いこと。また、そのさま。饒舌 (じょうぜつ) 。

【語源・由来】
「多」は「数や量がおおい。」
「弁」は「理屈を立てた議論。また、しゃべること。ものの言いぶり。」

【類義語】
饒舌、能弁、お喋り、達弁、多言、冗舌

【対義語】
悪口、寡黙

多弁(たべん)の使い方

健太
彼の多弁にいささか辟易しているよ。
ともこ
一度口を開くと一時間は止まらないからね。
健太
落語家になればいいのに。
ともこ
落語家とかお笑い芸人がいいわよね。意外と政治家でもいいかもね。

多弁(たべん)の例文

  1. 所謂さつきの鯉の吹流しの、愛すべき多弁家に過ぎないのではないかと思はれる。(太宰治、お伽草子)
  2. 落ち込んでいる時のともこちゃんは、いつもより多弁でハイテンションになる。
  3. この問題については多弁を費やす必要はない。
  4. 彼はあまり多弁ではないが、発する一言に重みがある。
  5. 父は、普段は寡黙だが、酒が入ると多弁になる。

「多弁」と「饒舌」の違いは?

多弁」に似ている語に「饒舌(じょうぜつ)」があります。

饒舌」とは、「やたらにしゃべること。また、そのさま。おしゃべり。多弁。」という意味です。

多弁」も「饒舌」も、口数の多いことをいい、ほぼ同じ意味です。

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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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