【二字熟語】
突貫
【読み方】
とっかん
【意味】
①つきとおすこと。つらぬきとおすこと。
②短期間で一気にしあげること。
③ときの声をあげて、敵陣へ突き進むこと。吶喊 (とっかん) 。
【語源・由来】
「突」は「つき出る。つく。つきあたる。」
「貫」は「最後まで筋を通してやりぬく。」
【類義語】
突入
突貫(とっかん)の使い方
無理と言っていたのに、文化祭に間に合ったわね。
突貫作業で何とかしたんだよ。
よくよく見ると粗いところがあるけど、誰も気が付かないでしょう。
必死に仕上げたんだから、粗捜しはやめて。
突貫(とっかん)の例文
- できるだけ時間をかけずに仕上げるよう、突貫作業に取り掛かる。
- 彼は突貫相撲を身上に、幕内上位で活躍しています。
- 舞台に間に合うように、突貫作業で衣装を作ってもらった。
- 工事を突貫で進めた結果、何とか年末までにできあがった。
- あたりの風物に圧せらるるには、あまりに反撥心の強い活動力をもっている。されば小樽の人の歩くのは歩くのでない、突貫するのである。(石川啄木、初めて見たる小樽)
「突貫工事」とは?
「突貫」を用いた語の一つに「突貫工事(とっかんこうじ)」があります。
「突貫工事」とは、休まず一気に終わらせる工事をいいます。
【例文】
- 突貫工事で家を建てたが、地震の時は大丈夫だろうか。
- オリンピックに間に合うように、突貫工事でスタジアムを建設する。