【二字熟語】
飛散
【読み方】
ひさん
【意味】
とびちること。
【語源・由来】
「飛」は「とびはねる。とびちる。」
「散」は「四方にちらばる。ばらばらになる。ちらす。」
【類義語】
飛沫
【対義語】
集約、集中
飛散(ひさん)の使い方
花粉が飛散し始めたらしいよ。
今年もその時期がやってきたか。
花粉症の人には辛い時期だよね。
国は医療費が大変と騒ぐわりに、花粉症対策をしてくれないから困るわ。
飛散(ひさん)の例文
- 粉塵が辺り一面に飛散して視界が悪くなった。
- アスベストの飛散を防止する手立てが必要だ。
- 床には割れたガラスの破片が飛散している。
- 噴煙が1000m上がり、大きな噴石が飛散し危険な状況です。
- カビの胞子は、梅雨時期から秋口まで飛散します
「飛散」と「散乱」「飛来」との違いは?
「飛散」に似ている語に「散乱(さんらん)」「飛来(ひらい)」があります。
「飛散」と「散乱」の違いは?
「散乱」は、
①あたり一面にちらばること。散り乱れること。
②波動や粒子線などが凹凸のある面や微粒子に当たって、いろいろな方向に進路を変えること。
③仏語。煩悩のために心が乱れて不安定であること。対象(六境)に心を奪われて一時も落ち着かないこと。
という意味です。
「飛散」も「散乱」も、あたり一面にちらばることをいいます。
しかし「飛散」は、飛び散るという意味で使われ、飛ぶという意味がある点が違います。
「飛散」は「飛来」の違いは?
「飛来」は、飛んで来ることという意味です。
「飛散」も「飛来」も飛ぶという意味が同じです。
しかし「飛散」は、飛び散ることをいいます。
対して「飛来」は、飛んで来ることをいいます。