「二字熟語の百科事典」が書籍化されました!詳細はコチラ

「不幸」の意味と使い方や例文!「不幸中の幸い」とは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
不幸

【読み方】
ふこう

【意味】
①幸福でないこと。また、そのさま。ふしあわせ。
②身内の人などに死なれること。

【語源・由来】
「不」は「否定を表す語。…しない。…でない。」
「幸」は「運がよい。さいわい。」

【類義語】
幸、幸福

【対義語】
不幸せ、薄幸

不幸(ふこう)の使い方

健太
みんな僕の不幸を喜んでいるんだ。
ともこ
他人の不幸は蜜の味っていうからね。
健太
人の幸せを喜ぶことができる人間になりたいな。
ともこ
人間の本質だからしょうがないわよね。

不幸(ふこう)の例文

  1. 健太くんは、生涯不幸につきまとまれた。
  2. そういう顔をしていると不幸を呼び込むよ。
  3. 彼は不幸のどん底からはい上がって、今の地位を築いたんだ。
  4. 身の不幸を嘆いていても始まらない。
  5. 彼女の結婚生活は不幸なものになるだろう。

「不幸中の幸い」とは?

不幸」は、「不幸中の幸い(ふこうちゅうのさいわい)」という表現で使われることがあります。

不孝中の幸い」とは、不幸な出来事の中で、せめてもの慰めとなることをいいます。

【例文】

  1. 事故がこの程度で済んだのは不幸中の幸いだった。
  2. 死者が出なかったのは不幸中の幸いといえる。
  3. あの高さから転落したのに、擦り傷で済むとは不幸中の幸いというほかない。
ABOUT US
北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



error: 右クリックはできません。