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「放任」の意味と使い方や例文!「放置」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
放任

【読み方】
ほうにん

【意味】
干渉しないで、したいようにさせること。

【語源・由来】
「放」は「思うままにする。ほうっておく。」
「任」は「自由にさせる。まかせる。」

【類義語】
野放し、放置

【対義語】
干渉、管理、統制、指導、強要

放任(ほうにん)の使い方

ともこ
そんなことをして、健太くんのお父さんは怒らないの?
健太
うちは放任主義だからね。何をしても起こらないよ。
ともこ
罪を犯しても怒らないの?
健太
さすがに人に迷惑をかけるようなことだけはやめてと言われているよ。

放任(ほうにん)の例文

  1. このような人たちを放任しておいた首相にも責任がある。
  2. この件をこのまま放任しておくわけにはいかない。
  3. 自由放任主義で、政府は極力経済に干渉しない。
  4. 放任しすぎて、木の剪定作業が大変なことになってしまった。
  5. この国では、森林違法伐採が半ば放任されていた。

「放任」と「放置」の違いは?

放任」に似ている語に「放置(ほうち)」があります。

放置」とは、「そのままにしてほうっておくこと。所かまわず置きっぱなしにしておくこと。」という意味です。

放任」も「放置」も、ほうっておくことをいいます。

しかし「放任」は、人の行動に干渉せずに、任せてほうっておくことをいいます。

対して「放置」は、物や事態を整理したり収拾したりすることをせず、その状態のままでほうっておくことをいいます。

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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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