【二字熟語】
放浪
【読み方】
ほうろう
【意味】
あてもなくさまよい歩くこと。さすらい。
【語源・由来】
「放」は「思うままにする。ほうっておく。」
「浪」は「波のように移ろい定まらない。」
【類義語】
流浪、漂泊、流離
【対義語】
定住、定着
放浪(ほうろう)の使い方
兄さんが放浪の旅から帰ってくるんだよ。
へえ。お兄さんと何年ぶりにあうの?
八年ぶりかな。でも、世界各地にインターネットが開通して、オンラインで会話していたから、久しぶりな気がしないよ。
便利な世の中になったわね。
放浪(ほうろう)の例文
- 去年早期退職して、世界放浪の旅に出ました。
- バッグパックを背負って、金のない放浪生活をしていた。
- 放浪時代の経験が、小説に役に立っています。
- 妻も子供も里に返してしまって今は一人でここに放浪しています。(有島武郎、或る女)
- 放浪していた東南アジアの村の酋長の娘と結婚することになった。
「放浪」と「流浪」の違いは?
「放浪」に似ている語に「流浪」があります。
「流浪」とは、住むところを定めず、さまよい歩くことをいいます。
「放浪」も「流浪」も、各地をさすらい歩くことをいいます。
しかし「流浪」は、一般的に日常会話で使われますが、「放浪」は、文章語で使われることが多い点が違います。