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「拝承」の意味と使い方や例文!「拝承いたしました」は二重敬語で誤用?(類義語)

【二字熟語】
拝承

【読み方】
はいしょう

【意味】
聞くこと。承知することの謙譲語。つつしんでうけたまわること。

【語源・由来】
「拝」は「自分の動作に添える謙譲語。」「承」は「うけたまわる。ひきうける。」

【類義語】
了解、了承、承知、承諾、同意

「拝承いたしました」は二重敬語で誤用?

拝承」は、一般的に「拝承いたしました」というように使われます。

この「拝承いたしました」は二重敬語で誤用ではないかといわれていますが、誤用ではありません

拝承いたしました」は、謙譲語の「拝承」+謙譲語「いたす」+「ます」という構成になっています。

通常ならば、同じ種類の敬語を二つ重ねることは、二重敬語になり誤用とされます。

しかし、「拝承いたしました」は、「拝見いたしました」「拝読いたしました」のように、ビジネスの場面で認められている使い方です。

語法的には「拝承しました」が正しいけれども、「拝承いたしました」のように、二重敬語でも一般的に使用が認められる場合があります。

拝承(はいしょう)の使い方

ともこ
健太くん。今日は面接の日なんじゃないの?
健太
昨日、日程を変更してもらったんだ。面接日程の変更の件について拝承しましたって返事が来たから大丈夫だよ。
ともこ
自分の都合で変更してもらったの?悪印象じゃないの?
健太
大丈夫だよ。ドタキャンするよりいいよ。

拝承(はいしょう)の例文

  1. お申し越しの件、確かに拝承いたしました。
  2. 変更の件、拝承いたしました。
  3. 謹んでこれを拝承します。
  4. その件につきましては拝承済です。
  5. 明日には納品していただけるということで、拝承いたしました。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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