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「爾来」の意味と使い方や例文!「以来」との違いは?(類義語)

【二字熟語】
爾来

【読み方】
じらい

【意味】
それより後。その時以来。

【語源・由来】
「爾」は「それ。その。」
「来」は「過去のある時点から今まで。このかた。」

【類義語】
その後、爾後、以降

爾来(じらい)の使い方

ともこ
健太くんは彼とはよく会うの?
健太
卒業して、爾来会っていないよ。
ともこ
あんなに仲が良かったのにね。
健太
縁があればまた会うこともあるでしょう。

爾来(じらい)の例文

  1. 爾来私はリーザには一度も会いもしないし、噂も全く耳にしていない。(ドストエフスキー、地下生活者の手記)
  2. 爾来「夏の女の姿」は不幸にも僕には惨憺たる幻滅の象徴になつてゐる。(芥川龍之介、鷺と鴛鴦)
  3. 生徒数が減り廃校になり、爾来ここを訪れる者はいない。
  4. 守護を滅し、爾来その土地を支配してきた。
  5. 今日これを回想すれば爾来有為の活動時代に私は何をして過ごして来たのか。(牧野富太郎、牧野富太郎自叙伝)

「爾来」と「以来」の違いは?

爾来」に似ている語に「以来(いらい)」があります。

以来」とは、
①その時からこのかた。
②この後、今より後。以後。

という意味です。

爾来」は、それ以来の意の古風な表現なので「以来」とは、同じ意味で使われます。

 

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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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