「二字熟語の百科事典」が書籍化されました!詳細はコチラ

「万難」の意味と使い方や例文!「万難を排して」とは?(類義語)

【二字熟語】
万難

【読み方】
ばんなん

【意味】
多くの困難。さまざまの障害。

【語源・由来】
「万」は「数の多いこと。よろず。」
「難」は「事態がうまくいかない。容易でない。むずかしい。」

【類義語】
支障、万障

万難(ばんなん)の使い方

ともこ
来週、あのゲームが発売されるわね。
健太
万難を排してでも買いに行かねばならない!
ともこ
平日だから学校があるし、学校が終わるころには売り切れていると思うわ。
健太
学校をサボって買いに行ったら母さんに怒られるかな。

万難(ばんなん)の例文

  1. 万難を排して劇場に足を運んでくださるお客様に感謝します。
  2. 欧州の豪華列車として名高いオリエント急行が、1988年、万難を排して日本に運ばれ国内を走りました。
  3. 自分のためだけじゃなく、地域のために万難を排して実現させたい計画です。
  4. 私が今もっと若ければふたたび万難を排して仕事にかかるけれど、何をいえ少し年を取り過ぎた。(牧野富太郎、牧野富太郎自叙伝)
  5. 万難を排してでも、その演奏を聴きに行くべきだったと後悔してももう遅い。

「万難を排して」とは?

万難」を用いた表現の一つに「万難を排して(ばんなんをはいして)」があります。

万難を排して」とは、多くの困難をしりぞけるという意味で、なんとしてもという意味で使われます。

【例文】

  1. 核戦争は、人類の未来のために万難を排して回避しなければならない。
  2. その日は、万難を排して伺います。
ABOUT US
北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



error: 右クリックはできません。