「万全」の意味と使い方や例文！「万全を期す」とは？（類義語・対義語）

【二字熟語】
万全

【読み方】
ばんぜん

【意味】
すべてに完全で少しも手落ちのないこと。

【語源・由来】
「万」は「数の多いこと。よろず。」
「全」は「欠けたところがない。そろっている。」

【類義語】
完璧、磐石、用意周到、準備万端

【対義語】
欠如

万全（ばんぜん）の使い方

ともこちゃん。日傘に長袖って、万全の対策だね。

日焼け止めも塗って、美白のために万全な対策をして来たわ。

日焼けした方が健康的に見えるのに。

若いうちはいいけど、年を重ねてシミになった時に後悔することになるわ。

万全（ばんぜん）の例文

1. 万全の体制で冬山登山に挑まないと命取りになる。
2. 危険がないように万全の注意を払った。
3. 健康管理を徹底し、万全の状態を保つことがアスリートに課せられている。
4. この世に万全というものは存在しないのだ。
5. 準備は万全だと思ったのだが、交通系ICカードを忘れた。

「万全を期す」とは？

「万全」を用いた表現の一つに「万全を期す（ばんぜんをきす）」があります。

「万全を期す」とは、少しの手ぬかりもないようにするという意味です。

【例文】

1. もしものことがないように、警備は万全を期す。
2. 試合で最高のパフォーマンスをするために、早めに現地入りして万全を期す。