「二字熟語の百科事典」が書籍化されました!詳細はコチラ

引率の読み方!「いんそつ」と「いんりつ」正しいのは?

引率の読み方

読み方で悩みやすい漢字の一つに、「引率」があります。

問題

Q「引率」、あなたはこの二字熟語を何と読みますか?

次の3択から選んでみて下さい。

引率の読み方
  1. 「いんそつ」
  2. 「いんりつ」
  3. 「いんそつ」と「いんりつ」両方とも

 

このページでは、悩みやすい「引率」の読み方や意味について詳しく解説していきます。

「引率」の読み方は、「いんそつ」?「いんりつ」?

読み方

引率の正しい読み方は、「いんそつ」「いんりつ」どちらなのでしょうか。読むときに悩むことがある言葉かもしれませんね。

「率」の音読みには「ソツ」「リツ」があるのでどちらも読めそうですが、漢字だけを見ると「いんりつ」と読んでしまいそうです。

しかし、引率の読み方としては「いんそつ」が正しく、「いんりつ」は間違いになります。

正解は、①の「いんそつ」です。

広辞苑には「いんそつ」の項目はありますが、「いんりつ」はありません。

また、「率」と似た漢字に「そつ」と読む「卒」があって紛らわしいかもしれませんが、こちらを用いるのも間違いです。

「引率」の意味

意味

引率の意味は「ひきいること」「多くの人をひきつれでどこかへ行くこと」です。

「引」には「みちびく」「連れていく」の意味があります。また、「率」は「そつ」と読むときに「ひきいる」「ひきつれる」「導く」の意味があります。ただ多くの人と一緒に行くだけでなく、率先して引き連れていく様子が感じられますね。

引率を用いた例文には「生徒を引率する」「ツアー引率用の旗を振る」があります。

【関連記事】
「先導」の意味と使い方や例文!「主導」「誘導」「案内」との違いは?(類義語・対義語)
[blogcard url=”https://proverb-encyclopedia.com/two/sendou-2/”]

まとめ

まとめ
  • 引率の読み方は「いんそつ」が正しい。
  • 「いんりつ」と読むのは間違い。
  • 引率は「多くの人を引き連れること」を意味する。
ABOUT US
北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



error: 右クリックはできません。