読み方で悩みやすい漢字の一つに、「素人」があります。
Q「素人」、あなたはこの二字熟語を何と読みますか?
次の3択から選んでみて下さい。
素人の読み方
- 「しろうと」
- 「そじん」
- 「しろうと」と「そじん」両方とも
このページでは、悩みやすい「素人」の読み方や意味について詳しく解説していきます。
「素人」の読み方は、「しろうと」?「そじん」?
素人の正しい読み方は、「しろうと」「そじん」どちらなのでしょうか。実際に読もうとすると難しいと感じるかもしれませんね。
「素」の音読みには「ソ」「ス」があり、訓読みには「もと」「もと(より)」「しろ(い)」があります。また、「人」の音読みには「ジン」「ニン」、訓読みには「ひと」があります。
しかし、素人の読み方としては「しろうと」が正しく、「そじん」は間違いになります。
正解は、①の「しろうと」です。
広辞苑の「しろうと」の解説には「シロヒトの音便形。室町時代にはシラウト。『しろと』ともいう」とあります。また、素人の表記がある項目として「しろうと」や「しらひと」「しろと」の項目があり、すべて「しろうと」の項目に導かれますが、「そじん」の項目はありません。
「素人」の意味
素人の意味は「その道の経験がない人」「それを職業としない、専門的ではない人」や「素人女の略」です。
「素」には「白い絹」「染色していない」「ありのまま」などの意味があります。また、「人」には「ひと」「ひとがら」などの意味があります。染められていないありのままの状態であることが感じられますね。
素人の対義語としては、それを職業とするほどの専門性をもっている意味の「玄人(くろうと)」があります。
素人を用いた例文には「料理はまったくの素人だ」「素人考えで失敗する」があります。
まとめ
- 素人の読み方は「しろうと」が正しい。
- 「そじん」と読むのは間違い。
- 素人は「経験が乏しく、それを職業や専門としない人」を意味する。