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「枯淡」の意味と使い方や例文!「枯淡の境地」とは?(語源由来・類義語)

【二字熟語】
枯淡

【読み方】
こたん

【意味】
書画・文章・人柄などが、俗気がなくさっぱりしている中に趣のあること。

【語源・由来】
「枯」は「かれる。水がかわく。ひからびる。おとろえる。」
「淡」は「あわい。色や味などがうすい。」

【類義語】
風情がある、情趣がある、余韻、しみじみする、心に響く、味わい深い、もののあわれ、幽玄、幽趣佳境、渋味、静寂、閑雅、洒脱

「枯淡の境地」とは?

枯淡」は、「枯淡の境地」という表現で使われることがあります。

枯淡の境地」の「境地」は、ここでは「ある段階に達した心境。その人の今ある姿。」という意味です。

枯淡の境地」は、「人柄・性質などがあっさりしていてしつこくないこと。世俗的な名利にとらわれないでさっぱりしていること。また、そのさま。」ということを表す語です。

人の目を気にしたり、派手さを求めずさっぱりしている人をいいます。

枯淡(こたん)の使い方

健太
これは枯淡な水墨画だね。
ともこ
素晴らしいわね。
健太
こんな芸術を生み出すなんて、中国ってすごいよね。
ともこ
墨の濃淡だけでここまで表現できるなんて、本当にすごいわ。

枯淡(こたん)の例文

  1. 枯淡の境地に至る。
  2. 健太くんの作品は枯淡の境地に達している。
  3. 晩年は枯淡の味わいで観客を魅了した。
  4. 欲がなくなり、枯淡の境地に近づきつつある。
  5. 枯淡の境地と言える画風に変わっていった。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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