「二字熟語の百科事典」が書籍化されました!詳細はコチラ

「先達」の意味と使い方や例文!読み方「せんだち」は誤用?(類義語・対義語)

【二字熟語】
先達

【読み方】
せんだつ

「せんだち」とも読む。

【意味】
①学問や技芸、修行などで先に経験を積み、後から来る人を導く人。先輩。
②修験者(しゅげんじゃ)の峰入りなどの先導者。
③案内人。指導者。

【語源・由来】
古くから学問や技芸などで先に道を究め、後進を導く人を表す言葉です。また、修験道では山に入る修行者を導く経験豊かな人を「先達」と呼びます。

二字熟語の博士
「先達」は、学問や技芸などで先に経験を積み、後に続く人を導く人のことだよ。
助手ねこ
研究や仕事で先に歩んだ人から学ぶときにも、「先達に学ぶ」と言えるんだニャ。

【類義語】
先輩、先学、指導者、案内人(文脈による。「先駆者」は新しい道を切り開く人という意味に重点があります)

【対義語】
後進

読み方「せんだち」は誤用?

「先達」は「せんだつ」のほかに、「せんだち」と読むことができます。

「せんだち」という読み方は、誤用ではありません。

現代の辞書には「せんだつ」と「せんだち」の両方が載っており、一般には「せんだつ」がよく使われます。

「せんたつ」という読みも古い辞書や文献に記録がありますが、現代の一般的な文章では「せんだつ」を使うのが自然です。

一般的に「先達」は「せんだつ」と読まれます。


二字熟語の博士
「先達」は現在「せんだつ」と読むのが一般的だけれど、「せんだち」も辞書に載っている読み方だよ。
助手ねこ
「せんだち」と読んだからといって、間違いではないんだニャ。

先達(せんだつ)の使い方

健太
木工教室の先生が作った作品、細かいところまで工夫されているね。
ともこ
長く技術を磨いてきた先達の作品なのよ。
健太
道具の使い方も教わってみたいな。
ともこ
うん。私たちも先達から技術を学びたいわね。

先達(せんだつ)の例文

  1. 彼は人生の先達であり師でもある。
  2. 先達が残した翻訳を読み、言葉の選び方を学んだ。
  3. 先達に教えを乞う。
  4. 新しい研究を始める前に、先達の業績を確かめた。
  5. イタリア文学の先達として評価されている。
ABOUT US
北澤篤史漢字熟語・二字熟語の専門家
漢字熟語・二字熟語の意味や使い分けを研究・解説する専門家。ことわざ学会理事、2025年度ことわざ研究奨励賞受賞。著書に『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』『〈試験に出る〉マンガでわかる すごいことわざ図鑑』『〈試験に出る〉マンガでわかる おもしろい四字熟語図鑑』(いずれも講談社)がある。
北澤篤史の詳しいプロフィールを見る