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「静謐」の意味と使い方や例文!「静寂」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
静謐

【読み方】
せいひつ

【意味】
①静かで落ち着いていること。また、そのさま。
②世の中が穏やかに治まっていること。また、そのさま。

【語源・由来】
「静」は「動きや物音がなくじっとしている。しずか。しずめる。」
「謐」は「ひっそりと静かなさま。静かで平隠なさま。」

【類義語】
閑散、静寂、静粛

【対義語】
喧騒

静謐(せいひつ)の使い方

健太
京都の竹林をよく写真でみかけて静謐な雰囲気だなって思っていたんだ。
ともこ
来れて良かったわね。
健太
でも実際は、蚊が多いね。
ともこ
そうね。落ち着いていられないわね。

静謐(せいひつ)の例文

  1. 境内に静謐な空気が漂う。
  2. 世情が静謐に戻る。
  3. 礼拝堂の中は静謐な空間でした。
  4. 街はしんとして元の静謐にかえった。
  5. 森の中は静謐に包まれていた。

「静謐」と「静寂」の違いは?

静謐」に似ている語に「静寂(せいじゃく)」があります。

静寂」は、静かでひっそりしていること。また、そのさま。

をいいます。

静謐」と「静寂」はともに、静かなことをいいます。

しかし、「静寂」には、寂しいというニュアンスが含まれている点が「静謐」とは違います。

また、「静謐」は、穏やかな雰囲気の言葉ですが、「静寂」は、ひっそりとしている雰囲気の言葉である点が違います。

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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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