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「妨害」の意味と使い方や例文!「阻害」「邪魔」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
妨害

「妨碍」とも書く。

【読み方】
ぼうがい

【意味】
さまたげること。じゃますること。

【語源・由来】
「妨」は「じゃまをする。さまたげる。」
「害」は「邪魔をする。」

【類義語】
邪魔、阻害、邪魔だて

【対義語】
加勢、手助け、尽力

妨害(ぼうがい)の使い方

健太
この前、ドライブ中に妨害行為にあったんだ。
ともこ
あおられたの?
健太
あおられた上に、僕たちの車の前に割り込んで急ブレーキを踏んだりして、走行の妨害をされたんだ。
ともこ
危険運転じゃないの。ドライブレコーダーを警察に持っていった方が良いわよ。

妨害(ぼうがい)の例文

  1. 僕の調査を妨害しようと企む輩がいる。
  2. 野次をとばして議事の進行を妨害する。
  3. 警備は手薄で、誰にも妨害されずに金庫の前まで来ることができた。
  4. ヒール役で売れているのに、「本当はいい人なんだ」と言われると営業妨害だと彼は笑った。
  5. 人の恋路を妨害する奴は馬に蹴られて死んでしまえってね。

「妨害」と「阻害」「邪魔」との違いは?

妨害」に似ている語に「阻害(そがい)」「邪魔(じゃま)」があります。

「妨害」と「阻害」の違いは?

阻害」は、
①へだてさまたげること。じゃますること。
②化学反応の進行を妨げること。特に、酵素の触媒作用を妨げること。

という意味です。

妨害」も「阻害」も、じゃますることをいいます。

しかし「阻害」には、「化学反応の進行を妨げること。特に、酵素の触媒作用を妨げること。」という意味がある点が違います。

「妨害」と「邪魔」の違いは?

邪魔」は、
①仏道修行を妨げるよこしまな悪魔。
②さまたげ。障害。
③(「おー(を)する」の形で)他家を訪問すること。

という意味です。

妨害」も「邪魔」も、妨げという意味があります。

しかし「妨害」は、動詞で使われ、「邪魔」は、名詞で使われます。

また「邪魔」には、仏道修行を妨げるよこしまな悪魔、他家を訪問することという意味がある点が違います。

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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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