戯笑の読み方・意味とは?(類義語)
【二字熟語】
戯笑
【読み方】
ぎしょう
【意味】
①たわむれ笑うこと。
②おどけ。滑稽。諧謔。
たとえば、友達とふざけあって笑ったり、おもろい顔をしたりするのがこれに当たるんやろな。わかる、わかる!
【語源・由来】
「戯」は「面白半分にふざける。」
【類義語】
たわむれ笑う
戯笑(ぎしょう)の解説
「戯笑」という言葉には、2つの意味があるんだ。
1つ目は「たわむれ笑うこと」という意味だよ。これは、何かのきっかけや理由で、人々が思わず笑ってしまう、軽やかな笑いを指しているんだ。特に深い意味がなく、純粋に楽しい気持ちや、何かおもしろいことを見て、自然と出る笑いを言うんだよ。「稗官 (はいかん) 小説は、人の戯笑に供し」〈中村訳・西国立志編〉というのは、稗官小説という物語が読む人々を楽しくさせて、自然と笑顔を作るためのものだった、という意味が込められているんだ。
2つ目の意味は「おどけ、滑稽い、諧謔」。これは、ちょっとした冗談や、おもしろい様子を示す言葉たちだよ。特に「おどけ」は、ちょっとしたおふざけや、わざとおかしな態度をとること。一方、「滑稽い」や「諧謔」は、言動や様子がおもしろおかしくて、見る人や聞く人を楽しませるようなことを指しているんだ。
つまり、この「戯笑」という言葉は、純粋な楽しい笑いや、おもしろおかしい行動、言動を表すときに使われる表現なんだよ。
戯笑(ぎしょう)の使い方
戯笑(ぎしょう)の例文
- 戯笑していると思ったら、いつの間にか兄弟喧嘩に発展していた。
- 健太くんと戯笑している時間がストレス解消になる。
- 公園で戯笑している声が聞こえる。
- 楽しそうに戯笑する姿を見かけた。
- フィジカルディスタンスが推奨され、戯笑する子供たちの姿を見かけなくなった。
「戯笑歌」とは?
「戯笑」に似ている語に「戯笑歌(ぎしょうか)」があります。
「戯笑歌」とは、笑いや滑稽の要素を含んだ和歌のことをいいます。
あの有名な「古今集」や「万葉集」巻十六にも「戯笑歌」があります。
一般的な和歌は感情や風景を詠むことが多いけれど、戯笑歌は人々を楽しませるための要素が強調されているんだ。
和歌って、大抵は真面目やけど、これは笑いを取るのが目的のやつやね。要するに、楽しませようとするわけやな。うんうん、面白そうやな〜。
梅の花(女)と鶯(男)とが会っているところへ第三者がやってきたのを鶯が、人来(ひとく)人来(ひとく)と鳴いて厭うという意味です。
クチナシ色(黄色)の口無しなので、山吹色の衣の持主を問うが答えないという意味で、懸詞を使ったダジャレです。
また、その他にも、人がおどけたり、滑稽なことをしたりすることも意味しているんだ。