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「御託」の意味と使い方や例文!「御託を並べる」とは?(語源由来・類義語)

【二字熟語】
御託

【読み方】
ごたく

【意味】
くどくどと言うこと。また、傲慢な言い分。略して「ごた」ともいう。

【語源・由来】
御託宣(神のお告げ)の略。

【類義語】
御託宣

御託(ごたく)の使い方

健太
後輩たちに空手について熱く語るんだけど、真剣に聞いてくれないんだよね。
ともこ
長々と御託を並べるよりも、かっこいい空手の練習風景を見せた方が良いわよ。
健太
そうしたら尊敬してくれるかな。
ともこ
尊敬して話を聞いてくれるようになると思うわ。

御託(ごたく)の例文

  1. ねがはくは御帰城之便に二三巻宛四五人へ御託し被下候慥に届可申候。(森鴎外、伊沢蘭軒)
  2. ましてや、哲学的な台詞や精神論的な御託でも並べられた日にはどんな反応をしてよいやらわからない。(横山秀夫、クライマーズ・ハイ)
  3. 御託を並べていても仕方がない、やれることは決まっている。
  4. そんな御託は聞き飽きてしまったよ。
  5. 不面目にも程があらあ。うぬが土百姓の分在で、利いた風な御託を並べやがる。(芥川竜之介 鼠小僧次郎吉)

「御託を並べる」とは?

御託」を用いた表現の一つに「御託を並べる(ごたくをならべる)」があります。

御託を並べる」とは、自分勝手なつまらないことをくどくど言い立てることをいいます。

【例文】

  1. 軍部が独走する、右翼が危険だ、民衆が貧乏で教育が不十分だから「仕方がない」、西欧諸国にも悪いところがある。そんな御託を並べているうちに、ズルズルと戦争になったことはだれでも知っている。(養老孟司 涼しい脳味噌)
  2. 御託を並べるのはそのくらいにして、さっさと仕事をしてください。