【二字熟語】
配慮
【読み方】
はいりょ
【意味】
心をくばること。心づかい。
【語源・由来】
「配」は「注意を行き届かせる。」
「慮」は「おもんぱかる。思いめぐらす。考える。」
【類義語】
心配り、気配り、心遣い、気遣い
【対義語】
辛辣
配慮(はいりょ)の使い方
最近、我が家の食事が薄味で困るよ。
何かあったの?
おじいちゃんが高血圧だから、食事に配慮してるんだ。
薄味の方が健太くんの健康にも良いわよ。
配慮(はいりょ)の例文
- 慎重な配慮をお願いします。
- 配慮に欠けていました。
- 遺族の気持ちに配慮する。
- 安全性に配慮する。
- ご配慮いただき感謝します。
「配慮」と「遠慮」「気遣い」「気配り」の違いは?
「配慮」に似ている語に「遠慮(えんりょ)」「気遣い(きづかい)」「気配り(きくばり)」があります。
「配慮」と「遠慮」の違いは?
「遠慮」は、
①人に対して、言葉や行動を慎み控えること。
②辞退すること。また、ある場所から引き下がること。
③遠い将来のことを思慮に入れて、考えをめぐらすこと。遠謀。
④江戸時代、武士や僧に科した刑罰の一。軽い謹慎刑で、自宅での籠居 (ろうきょ) を命じたもの。夜間のひそかな外出は黙認された。
という意味です。
「配慮」は、心をくばることをいいます。対して「遠慮」は、自分の行動を差し控えることをいうので意味が違います。
「配慮」と「気遣い」の違いは?
「気遣い」は、
①あれこれと気をつかうこと。心づかい。
②よくないことが起こるおそれ。懸念。
という意味です。
「配慮」も「気遣い」も、心づかいをいいます。
しかし、「気遣い」には懸念の意がある点が、「配慮」とは違います。
「配慮」と「気配り」の違いは?
「気配り」は、「あれこれ気を使うこと。手抜かりがないように注意すること。心づかい。配慮。」という意味です。
「配慮」も「気配り」も、心づかいという意味で、ほぼ同義語で使われます。