【二字熟語】
非凡
【読み方】
ひぼん
【意味】
平凡でないこと。普通より特にすぐれていること。また、そのさま。
【語源・由来】
「非」は「 …でない。それと違う。…がない。」
「凡」は「一般的で特に目立たない。普通。」
【類義語】
抜群、傑出、卓越
【対義語】
平凡、凡庸
非凡(ひぼん)の使い方
この絵はすごいね。
今注目のアーティストの絵よ。
絵を見る目がない僕にも、この絵の非凡さがわかるよ。
きっと後世に残る画家になるわよ。
非凡(ひぼん)の例文
- 彼は、音楽に非凡な才能があります。
- 攻撃では非凡さを見せつけた一方、守備では課題が残った。
- 非凡な彼は、端役でも主役以上の輝きを放っていた。
- これは非凡な人間には解らないか知れないが、凡人は誰でも知つてゐる。(石川啄木、我等の一団と彼)
- 彼が非凡であることは、この作品が証明している。
「平凡なる非凡」とは?
「非凡」を用いた表現の一つに「平凡なる非凡(へいぼんなるひぼん)」があります。
「平凡なる非凡」とは、イギリスの作家G・K・チェスタトンの「平凡なことは非凡なことよりも価値がある。いや、平凡なことのほうが非凡なことよりもよほど非凡なのである」がもとになった語です。
平凡な日常を続けていくことは、非凡なことであり、非凡な知恵と努力が必要であるという意味です。
【例文】
- 災害にあってはじめて平凡なる非凡の意味に気付かされた。
- 平凡なる非凡というが、穏やかな日々を過ごすことがいかに難しいことであるかわかった。