【二字熟語】
弱冠
【読み方】
じゃっかん
【意味】
①男子の20歳の異称。また、成年に達すること。
②年の若いこと。
【語源・由来】
「礼記」(曲礼・上)より。古代中国で男子20歳を「弱」といい、元服して冠をかぶったことから。
【類義語】
若年、弱齢、若少、年少
二十歳以外や女性に使うのは間違い?
「弱冠」は、「弱冠5歳の少女が漢検1級に合格した。」というように使われることがありますが、これは間違いです。
「弱冠」の元々の意味は、古代中国で男子の20歳の異称です。
古代中国で男子20歳を「弱」といい、元服して冠をかぶったことに由来する言葉です。
これが転じて、「年が若い人」を表すようになりました。
新聞社が使う「用字用語ハンドブック」では、「弱冠」は「20歳前後に使う。弱冠30歳などとはしない。」「10代からせいぜい20代まで。」と書かれています。
「弱冠」は、女性には使いません。また、主に10代もしくは20歳前後の人を表すため、10歳未満の子供には使われません。
「弱冠」の本来の意味と使い方をよく理解し、間違えないように注意しましょう。
弱冠(じゃっかん)の使い方
この人すごいよ。
何がすごいの?
弱冠16歳で大リーグに挑戦だって。
へえ。弱冠16歳で世界に挑戦するのね。偉大だわ。
弱冠(じゃっかん)の例文
- 弱冠17歳で名人戦に挑む。
- 弱冠15歳で世界チャンピオンになった。
- 彼は弱冠13歳で難関試験に突破した。
- 健太くんは弱冠18歳でショパンコンクールを制した。
- 彼は弱冠20歳で10億円の資産を持っている。