【二字熟語】
邪魔
【読み方】
じゃま
【意味】
①妨げること。また、妨げとなるものや、そのさま。
②(「お邪魔する」の形で)訪問すること。
③仏語。仏道修行の妨げをする悪魔。
【語源・由来】
「邪」は「人に害を及ぼすもの。」
「魔」は『仏道修行を妨げる悪神。悟りの妨げ。梵語の音写「魔羅」の略。』
【類義語】
妨害、阻害、邪魔だて
【対義語】
助長、促進
邪魔(じゃま)の使い方
ここから富士山が見えるのね。
そうなんだよ。昔は僕の家のリビングからも見えたんだけど、新しいビルが邪魔して見えなくなったんだ。
訴えたくなるわね。
そうなんだよ。
邪魔(じゃま)の例文
- 猫が仕事の邪魔をする。
- 前の人の帽子が邪魔でよく見えなかった。
- 不法駐車が邪魔になって渋滞している。
- 邪魔されて落ち着いて本が読めない。
- とんだ邪魔が入った。
「邪魔」と「迷惑」「妨害」の違いは?
「邪魔」に似ている語に「迷惑(めいわく)」「妨害(ぼうがい)」があります。
「邪魔」と「迷惑」の違いは?
「迷惑」は、
①ある行為がもとで、他の人が不利益を受けたり、不快を感じたりすること。また、そのさま。
②どうしてよいか迷うこと。とまどうこと。
という意味です。
「邪魔」は、妨げることをいいます。
対して「迷惑」は、不快に感じることをいいます。
「邪魔」をされて不快に感じ、「迷惑」に思うことがありますが、「邪魔」と「迷惑」は意味が違います。
「邪魔」と「妨害」の違いは?
「妨害」は、邪魔をすることをいいます。
「邪魔」と「妨害」は、ほぼ同じ意味です。
しかし、「妨害」の方が「邪魔」よりも「妨げる」というニュアンスが強いです。
また、「邪魔」は、意図せずして、結果として相手の妨げになるという意味が含まれますが、「妨害」は、意図的に妨げることをいいます。