感慨の読み方・意味とは?(類義語)
【二字熟語】
感慨
【読み方】
かんがい
【意味】
物事に感じて心を動かすこと。身にしみて感ずること。
その心の中で湧き上がる気持ちが「感慨」ってわけやね。
【語源・由来】
「感」は「かんじる。心が動く。心にひびく。心に受ける。」
「慨」は「なげく。いきどおる。なげき。」
【類義語】
感動、感激、魂の震え、 感心、感服、感嘆、感銘、懐かしく思い出すこと、懐かしく思う気持ち、懐かしく思うこと、ノスタルジー
感慨(かんがい)の解説
「感慨」という言葉はね、何か特定の出来事や経験を通して、心の奥深くで感じるしみじみとした気持ちや感情を表すんだよ。
この「感慨」という感情は、単純な喜びや悲しみとは違って、もう少し複雑で深いものなんだ。たとえば、子供の頃に住んでいた家を久しぶりに訪れたときや、長い時間をかけてやっと達成した目標のときなど、しみじみと時間の流れや自分の成長を感じることがあるよね。そういったときの気持ちを「感慨」と言うんだ。
「感慨深いものがある」という表現は、特定の場面や物事に対して、心が動かされて、じわじわと感じる気持ちが湧き上がってくる様子を示しているよ。それは、ただの感動や驚きとは少し違って、もっと深く、長く続く感情を伴うことが多いんだ。
また、「感慨を込めて歌う」というのは、歌を歌うときに、その深い感情や思い出を胸に抱きながら、情熱的に、心をこめて歌うことを意味しているんだ。つまり、ただ歌詞を歌っているだけでなく、その歌の背景や意味に心から共感し、それを表現しているってこと。
だから、「感慨」という言葉は、経験や時間を通じて心に湧き上がってくる深い感情や思い出を表現するのにぴったりの言葉なんだ。
感慨(かんがい)の使い方
感慨(かんがい)の例文
- 感慨をこめて歌う。
- 健太くんは、感慨に耽っている。
- 感慨深げにアルバムをめくっている。
- 無限の感慨を覚える。
- ともこちゃんの結婚式で、父親は感慨もひとしおだった。
感慨の文学作品などの用例
「感慨に耽る」「感慨に浸る」とは?
「感慨」を用いた語に「感慨に耽る」「感慨に浸る」があります。
「感慨に耽る」とは?
「感慨に耽る」の「耽る」は「ある一つのことに熱中する。すっかり心を奪われる。没頭する。」という意味です。
「感慨に耽る」は、物事に心が深く感じ入り、しみじみとした思いや余韻に浸るさまをいいます。
感じることが深くて、その気持ちにちょっとだけ浸っちゃうんやろ。うんうん、そういう時、たまにあるわ~。
【例文】
- 部活引退の感慨に耽る暇もなく受験戦争突入だ。
- 今までの年月を思って感慨に耽った。
「感慨に浸る」とは?
「感慨に浸る」の「浸る」は、ある境地に入りきるという意味です。
「感慨に浸る」は、深くしみじみした気持ちになるという意味です。
つまり、心がぐっときて、ちょっとセンチメンタルになるような瞬間に使う言葉やね。わかるわ~、そういう時あるもんなぁ。
【例文】
- 一人窓辺で感慨に浸っていた。
- あんなに小さかった子がこんなに大きくなるなんてと感慨に浸る。