気心の読み方・意味とは?(類義語)
【二字熟語】
気心
【読み方】
きごころ
【意味】
その人が本来もっている性質や考え方。
みんなそれぞれ、自分らしい考え方や性格があるわけやな。ちょっと深い言葉やけど、わかりやすく言うたら「その人らしさ」ってことやね。
【語源・由来】
「気」は「精神・感情の働き。」
「心」は「こころ。きもち。精神。」
【類義語】
根性、性根、心根
気心(きごころ)の解説
「気心」という言葉は、人が本質的に持っている気質や、その人特有の感じ方や考え方を表すんだよ。
これは、表面上の態度や行動だけでなく、その人の内面や深い部分を指す言葉なんだ。例えば、「気心が通じる間柄」という表現は、二人の関係がとても深くて、お互いの本当の気持ちや考えがよく分かる、という関係を示しているんだ。言い換えると、二人がとても仲が良くて、お互いの気持ちや思考を深く理解している、とも言えるよ。
また、「師匠とは気心も大変合っていて、内輪のことなどまで心配をされました。」〈幕末維新懐古談・高村光雲〉という文章は、師匠との関係がとても深く、気持ちや考え方がとても合っていたことを示しているんだ。そして、その関係がとても深いから、普通の関係では気にしないようなことまで、師匠が心配してくれた、ということを伝えているんだよ。
だから、「気心」という言葉は、人の本当の気持ちや考え、性格などを示すときや、お互いの関係がとても深くて理解しあっているときに使う表現なんだね。
気心(きごころ)の使い方
気心(きごころ)の例文
- 先生とは気心がとても合い、年齢差や立場の違いを感じなかった。
- 気心の知れた仲間だけで行くなら仕事の旅でも楽しい。
- 頻繁に会うことで気心が知れてくる。
- ともこちゃんの気心を一番よく知っているのは健太くんです。
- 今日は常連の気心が知れた客ばかりです。
気心の文学作品などの用例
「気心が知れる」とは?
「気心」を用いた表現の一つに「気心が知れる」があります。
「気心が知れる」とは、その人が本来もっている性質や考え方をお互いに知っていることをいい、間柄が親密であるさまを意味します。
これは、二人の関係がとても深く、互いに信頼している様子を表しているんだ。
例えば、友達が何を考えてるのか、喜んでるのか、悲しんでるのか、一目で分かるような感じやろ。なんか、ほんまに仲良しやなって思うわ~。
【例文】
- ともこちゃんは気心が知れた友人です。
- 僕たちはお互いに気心が知れた仲です。
- 健太くんはどうも気心が知れない。