口元の読み方・意味とは?(類義語)
【二字熟語】
口元
【読み方】
くちもと
【意味】
①口のあたり。口。
②口のあたりのようす。口つき。
③出入り口。はいり口。転じて、物事の初め。初歩。
④言うことが幼稚なこと。また、そのさま。
それに、「物事のスタート地点」みたいな意味や、「子どもっぽい言葉遣い」を示す時にも使うんやね。色んな意味があって深いわ〜。この言葉は使い方一つで意味が変わってまうから、気をつけんとな!
【語源・由来】
口のあたりの意。
【類義語】
口のあたり
口元(くちもと)の解説
「口元」という言葉は、いくつかの異なる意味があるんだよ。
まず、1つ目の意味は、文字通り「口のあたり」つまり人の顔の中の口の部分を指すんだ。これは直接的な意味で、例えば「口元がほころぶ」と言ったら、その人の口の部分が笑顔になっているっていうことを表しているんだよ。
2つ目の意味は、「口のあたりのようす」これは、口の周りの表情や様子を意味しているんだ。「口つき」とも言うよ。例えば「母親似の口元」という場合、その人の口の周りの表情が母親に似ているという意味になるんだ。
3つ目の意味での「口元」は、「出入り口」という意味でも使われるんだ。「はいり口」とも言うよ。この場合、物理的な入り口だけじゃなく、物事の始まりや初歩を指すこともあるんだよ。例えば「木のほらの口元らしく」〈浜田・むく鳥のゆめ〉という文章では、木の洞の入り口や、もっと抽象的には物事の出発点を指しているんだ。
最後の意味は、「言うことが幼稚なこと」や「そのさま」を意味するよ。例えば「船頭のなまぎきは皆、口元なるものなり」〈洒・船頭深話〉という文章では、船頭たちの話し方が幼稚であることを表しているんだ。
ちなみに、「口元」という言葉は、同じ意味で「口許」とも書くことがあるんだよ。
だから、「口元」という言葉は、人の口の部分を指したり、口の周りの表情や様子、物事の入り口や始まり、そして幼稚な話し方を表す、とても多様な意味を持つ言葉なんだね。
口元(くちもと)の使い方
口元(くちもと)の例文
- ともこちゃんは口元がかわいいのに、マスクをしているからもったいない。
- そのしまりのない口元を何とかしなさい。
- 口元のしわが気になり始めました。
- 健太くんは口元がお母さんにそっくりだ。
- 僕の事を思い出したともこちゃんは、口元をほころばせて僕の名を呼んだ。
口元の文学作品などの用例
「口元を緩める」とは?
「口元」を用いた表現の一つに「口元を緩める(くちもとをゆるめる)」があります。
「口元を緩める」とは、喜びを隠しきれずほほ笑む、笑顔になることという意味です。
嬉しさが溢れて、思わずほほ笑むことだね。
笑いをこらえきれずに、ふっと笑顔になるみたいな感じやろ。嬉しさが顔に出ちゃうんやな。
【例文】
- 健太くんのジョークに、ともこちゃんは思わず口元を緩めた。
- 一瞬口元を緩めたが、あわてて元の無表情に戻した。
- 口元を緩めると、ともこちゃんは意外とかわいかった。
さらに、「出入り口」という意味もあって、ここでは物事の始まりや初歩を表す言葉として使われることもある。最後に、「幼稚な言葉使い」やその様子を表す時にも使われるんだよ。