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「明白」の意味と使い方や例文!「明確」「明瞭」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
明白

【読み方】
めいはく

【意味】
明らかで疑う余地がないこと。

【語源・由来】
「明」は「事がはっきりしている。」
「白」は「あかるい。あきらか。はっきりしている。」

【類義語】
歴然、自明、瞭然、判然、顕著

【対義語】
曖昧、漠然、不明

明白(めいはく)の使い方

健太
彼が犯人であることは明白だよ。
ともこ
どうして?
健太
証拠がそろっているからだよ。
ともこ
彼のアリバイをくずせたのね。健太くんは名探偵ね。

明白(めいはく)の例文

  1. その国が、かつての領土を取り戻そうとしていることは明白だ。
  2. だから事実と云い条、その実は一個の秘密でもあった。それならばなぜ彼がこの明白な事実をわざと秘密に附していたのだろう。(夏目漱石、明暗)
  3. 彼が日本人であることは明白だ。
  4. よい結果が出せなければ、彼に批判が集まることは事理明白だ。
  5. 彼がともこちゃんを好きなことは明白な事実だ。

「明白」と「明確」「明瞭」との違いは?

明白」に似ている語に「明確(めいかく)」「明瞭(めいりょう)」があります。

「明白」と「明確」の違いは?

明確」は、「明らかで確実なこと。はっきりしていること。」という意味です。

明白」も「明確」も、はっきりしていることをいいます。

しかし「明白」は、疑う余地がなく明らかという意味です。

対して「明確」は、はっきりしていて確実という意味で使われ、「明白」のような疑う余地がないという意味がありません。

「明白」と「明瞭」の違いは?

明瞭」は、「あきらかであるさま。はっきりしているさま。」という意味です。

明白」も「明瞭」も、はっきりとしていて分かりやすいさまをいいます。

しかし「明白」は、だれが見ても疑う余地のないほど、根拠や理由が明らかで確実であることをいいます。

対して「明瞭」は、曖昧な点がどこにもなくはっきりしているさまをいいます。

また「明瞭」は、音声などがはっきりしている意味でも使われます。

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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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