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「冷遇」の意味と使い方や例文!「不遇」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
冷遇

【読み方】
れいぐう

【意味】
冷淡な待遇をすること。また、不当に低い待遇。

【語源・由来】
「冷」は、「情が薄い。温かみがない。」
「遇」は、「ある態度で人と接する。もてなす。」

【類義語】
粗略、ぞんざい、差別、あしらう、薄遇、白眼視

【対義語】
厚遇、優遇、優待、待遇

冷遇(れいぐう)の使い方

健太
日本人はヨーロッパに行くと冷遇されることが多いんだって。
ともこ
肌の色で人を判断するなんてもったいないわよね。
健太
そうだね。肌の色で優秀さは決まらないもんね。
ともこ
多様性を認める心の広さって大事よね。

冷遇(れいぐう)の例文

  1. 会社から冷遇される。
  2. 冷遇を受けるようになった。
  3. 村民から冷遇されて、いわゆる村八分というやつだった。
  4. 健太くんがどんなに冷遇されていたか、彼がどんなに耐えていたかを知っている。
  5. 王様の寵愛を受けていたが、王様が崩御したのち冷遇された。

「冷遇」と「不遇」の違いは?

冷遇」に似ている語に「不遇(ふぐう)」があります。

不遇」は、才能を持ちながらもめぐりあわせが悪くて世間に認められないこと。また、そのさま。

という意味です。

冷遇」と「不遇」は、「」という漢字が同じです。

しかし、「冷遇」の「」が「ある態度で人と接する。」という意味であるのに対して

不遇」の「」は、 「よい運にめぐりあう。めぐりあわせ。」をいう点が違うので、「冷遇」と「不遇」の意味は違います。