【二字熟語】
廉潔
【読み方】
れんけつ
【意味】
私欲がなく、心や行いが正しいこと。また、そのさま。清廉潔白。
【語源・由来】
「廉」は「私欲がなく、けじめがついている。いさぎよい。」
「潔」は「心や行いがきよく正しい。」
【類義語】
潔癖、廉直
【対義語】
退廃、腐敗
廉潔(れんけつ)の使い方
健太くんのお兄さんは裁判官になったのよね。
そうなんだ。かっこいいでしょ。
昔から廉潔の士だったもんね。
廉潔な心で権力におもねることなく正しい裁きをしてくれるよ。
廉潔(れんけつ)の例文
- 廉潔なだけでは政治家になることはできない。
- 廉潔な士は接待など受けない。
- 廉潔な彼は横領なんて決してしないと思います。
- ともこちゃんは廉潔な志を持っている。
- 健太くんは廉潔で清貧に甘んじていた。
「清廉潔白」とは?
「廉潔」と同じ意味の言葉に「清廉潔白」があります。
「清廉潔白(せいれんけっぱく)」とは「心が清く正しく、自分の利害に心を動かされないこと。」という意味です。
「清廉」は心が清く正しいこと。また、自分の利欲に心を動かされないこと。「廉」は清く正しい。「潔白」は、心や行為の清く正しいことをいいます。
「清廉潔白の士(非の打ち所なく誠実な人)」、「身の清廉潔白(不正のないこと、無実)を証明する。」というように使われます。