【二字熟語】
慮外
【読み方】
りょがい
【意味】
①思いがけないこと。また、そのさま。
②無礼であること。また、そのさま。ぶしつけ。
【語源・由来】
「慮」は「あれこれと思いめぐらす。思い。考え。」
「外」は「一定の枠・意向などからはずれること。」
【類義語】
想定外、意外
慮外(りょがい)の使い方
健太くん。生徒代表として校長先生に進言してきてよ。
僕みたいな何の肩書もない生徒が進言したら、慮外者がって怒鳴られてしまうよ。生徒会長であるともこちゃんが進言すればいいんだよ。
私は優等生で通っているから、校長先生に進言するなんてことはできないわ。
嫌な仕事を押し付けるなんてずるいなあ。
慮外(りょがい)の例文
- 慮外なことをいう。
- 慮外の結果に終わる。
- 慮外ながら申し上げます。
- それは慮外の出来事だった。
- 健太くんは慮外者だ。
「慮外千万」とは?
「慮外」を用いた四字熟語に「慮外千万(りょがいせんばん)」があります。
「慮外千万」とは「きわめて意外なこと。思いもかけないひどいこと。」という意味です。
「千万」は、程度がはなはだしいことをいいます。
「急いでいるというのに、こんなところで渋滞にはまるとは慮外千万。」というように、思いがけないことにあった時に使います。